くらしの雑記

子育てや日々の暮らしのことなど

オランダの子どもが世界一幸せなのは

世界一子供が幸せな国らしい、オランダ式の子育てに興味津々。

子供が幸せなのは、親も幸せだから、らしい。

 

「世界一幸せな子供に親がしている事」(The Happiest Kids in the World Bringing up children the Duch way) という本を読んだ。

 

筆者はオランダ人と結婚してオランダで子育て中の二人の女性、サンフランシスコ出身のアジア系アメリカ人Rinaとワーカホリックなロンドン出身のMichael。

Rinaは、移民だった親の苦労を背に子供の頃から成功者の人生を目指そうとしてきたし、Michaelも生真面目で仕事熱心、イギリス的な考え方の持ち主。

 

どちらも上昇志向のバックグラウンドがある国から来たこの二人が、寛容で合理的なオランダの子育てに直面する際のストーリーが笑える。とても興味深くて一気に読んでしまった。

 

当然すべてがここに書かれているように「オランダ万歳」な現実ではないだろうし、時代につれて変化していることも多いだろうが、読む限り日本よりずっとリラックスした子育て環境にあることが分かる。

 

この本で紹介されているオランダの子育て方式の要点はCourrier JaponのWeb記事にも掲載されているが、裏表紙にある帯にある言葉を幾つか見るだけでも、子供に対するアプローチが違うと感じる。

 

オランダのこどもには、自由に遊ぶための十分な時間がある。

オランダのこどもには、宿題がない。

オランダのこどもには、受験戦争がない。

オランダのこどもは、いつも大人に話を聞いてもらえます。

オランダのこどもは、どんなに小さくても「一人前」として扱われます。

 

日本の教育や社会の仕組みとは違うので、宿題もあるし、きっと受験もすべては避けられないだろうけど、それ以外は親の考え方次第、とも言えそう。

 

子の幸せは親にあるならば、まずは親が幸せであるために、余裕を持って暮らすために、共働き夫婦の片割れとしては何を工夫できるか考えてみる。